小豆島町安田の農園で、河津桜とミモザがそろって咲き誇り、訪れた人たちがピンクと黄色の花の競演を楽しんでいる。暖冬の影響で例年より2週間ほど早く開花し、見頃は3月初めまでという。


河津桜とミモザの競演を楽しむ親子連れ=小豆島町安田


 河津桜は早咲きの桜で知られ、オーストラリア原産のミモザは綿のような黄色い花を無数に付けるのが特徴。農園はしょうゆなどを製造するタケサン(小豆島町)の所有地で、オリーブやハーブを栽培する一角に河津桜とミモザを計36本植えている。3年前から一般開放し、憩いの場としてテーブルやベンチを設置している。

 農園は国道436号の橘トンネル西側約500メートル付近。国道沿いとあって、観光客も道すがら華やかな花を目に留めて立ち寄っている。

 23日に大阪からの友人や子ども2人を連れて訪れた小豆島町二面の自営業渡辺亜迪(つぐみ)さん(38)は「昨年も来たが、こんなに早く満開になっているとは。いいタイミングで来た」と話し、子どもをモデルに熱心に写真を撮っていた。

(四国新聞・2020/02/25掲載)



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