さぬき市大川町のみろく自然公園で、トキワマンサクが見頃を迎えている。紅色と白色のかれんな花が、うららかな陽光を受けて鮮やかに咲き誇り、散策などで訪れた人を楽しませている。


紅色と白色の鮮やかな花をつけたトキワマンサク=さぬき市大川町、みろく自然公園


 トキワマンサクは、長さ2~3センチほどの細長い花が特徴の常緑樹。同じマンサク科のマンサクが落葉樹なのに対し、年間を通して葉をつけるため、常緑樹を意味する「常盤(ときわ)」の名が付けられているという。

 同園では来園者に楽しんでもらおうと2007年秋、園南部の散策路約500メートル沿いにおよそ500本を植栽。「マンサク街道」と名付けた。

 今年も例年同様、3月中旬から少しずつ花が開き、街道の入り口付近や道中の日当たりの良い場所は盛りを迎えている。みろく自然公園管理事務所は「日陰でまだ咲いていない場所も今後咲いていく。4月いっぱいは楽しめるのでは」と話している。

(四国新聞・2020/04/09掲載)

みろく自然公園


所在地 香川県さぬき市大川町富田中3424


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