初夏彩る淡黄色、参拝者らを魅了 八栗寺、ボダイジュ見頃
高松市牟礼町の四国霊場85番札所・八栗寺(新見竜玄住職)で、ボダイジュの花が見頃を迎え、淡黄色の花が参拝者を楽しませている。同寺によると、今週末ごろまでが見頃だという。
ボダイジュはシナノキ科の落葉高木。同寺の木の樹齢は約50年で、高さは10メートルほど。毎年6月中旬になると、甘い香りを漂わせながら、1センチ弱のかわいらしい花をつける。
同寺によると、現在は満開の状態。本堂前にある木の周りでは、参拝者が花を写真に収めたり、ベンチに座って香りを楽しんだりしながら、思い思いに魅力を堪能している。
姉妹で訪れたまんのう町炭所東の増田秀子さん(71)は、「コロナの影響で買い物以外では久しぶりの外出。きれいな花に感動しました」と話した。
同寺では15日、一般から有料で受け付けていた新型コロナウイルスの収束祈願の写経を奉納した。寄せられた計約10万円の写経料は、県に全額寄付するという。
(四国新聞・2020/06/16掲載)
八栗寺
所在地 | 香川県高松市牟礼町牟礼3416 |
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TEL | 087-845-9603 |