遊び心あふれる邦坊の絵画50点 善通寺・灸まん美術館
琴平町出身の新聞漫画家・和田邦坊が描いた絵画などを紹介するコレクション展「春かすみ・夏の夜風」の後期展が、香川県善通寺市大麻町の灸まん美術館で開かれている。遊び心あふれるタッチで描かれた作品などが並び、来場者の目を楽しませている。9月22日まで。
邦坊は、百円札を燃やして明かりの代わりにする風刺画「成金栄華時代」などで知られ、画家としては水彩やクレヨン、鉛筆などで描いたジャンルにとらわれない自由奔放な作品を残している。
今回は、邦坊が手掛けた絵画や陶芸の絵付け作品、飾りうちわなど計50点を展示。愛嬌(あいきょう)のある表情を浮かべたかっぱを描いた作品もあり、涼感を演出している。灸まん美術館の西谷美紀学芸員は「絵を見て想像を膨らませたり、季節を感じたりしてもらえれば」と話している。
入館料は一般500円ほか。水曜休館。問い合わせは灸まん美術館、電話0877-75-3000。
(四国新聞・2020/08/19掲載)
灸まん美術館
所在地 | 香川県善通寺市大麻町338 |
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営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
TEL | 0877-75-3000 |