高松工芸高デザイン科の生徒によるグラフィックデザイン展が、高松市上林町の大西・アオイ記念館で開催中。豊かな感性で描かれたアイデア光るポスター作品などが会場を彩っている。2月27日まで。


生徒の力作が並ぶ高松工芸高のグラフィックデザイン展=高松市上林町、大西・アオイ記念館


 同展は学習成果の発表を目的に毎年開催しており、今年で4回目。学年ごとにテーマを設定し、約90人が1人1点ずつ出品している。

 3年生は今夏に開かれる東京五輪・パラリンピックをテーマに30競技のポスターを制作。新体操の作品はリボンなどを扱う選手のしなやかな動作を巧みに表現。ステンドグラスのような背景を描き、新体操の華やかさを演出している。ボルダリングやサーフィンといった新種目のほか、パラ競技の魅力を伝える作品も見られる。

 2年生は日本文化を世界に売り込む「クールジャパン」がテーマ。外国人旅行客に人気の駄菓子を題材にした作品は、キャラメルやドーナツなどの多彩なパッケージを画面いっぱいに描写。玩具販売機「ガチャガチャ」のポスターもあり、独自の視点が光っている。1年生は西洋絵画のモザイク画を出品。さまざまな色を組み合わせ、フェルメールやミレーの名画を再現している。

 入館料は一般100円ほか。問い合わせは大西・アオイ記念館、電話087-880-7888。

(四国新聞・2020/01/30掲載)

高松工芸高デザイン科展


所在地 香川県高松市上林町148
営業時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)
TEL 087-880-7888


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