香川県丸亀市綾歌町の福成寺(ふくじょうじ)(幡多亮圓住職)の参道で寒桜が見頃を迎えており、淡いピンク色の花が一足早く春の雰囲気を漂わせている。


一足早く春の雰囲気を漂わせる讃岐寒桜=香川県丸亀市綾歌町、福成寺

一足早く春の雰囲気を漂わせる讃岐寒桜=香川県丸亀市綾歌町、福成寺


 寒桜は1986年、福成寺が地元の人らに喜んでもらおうと、境内の南側にある池のほとりの参道沿いに植えたもの。早咲きの讃岐寒桜が13本、遅咲きの椿寒桜が5本並んでいる。

 見頃となっているのは讃岐寒桜。暖冬の影響で例年より半月ほど早い1月中ごろに咲き始めたという。

 境内や参道には、市内外から多くのアマチュアカメラマンが集まり、蜜を吸いにやって来るメジロを撮影しようとシャッターチャンスを狙っている。善通寺市与北町の主婦、高畠郁子さん(53)はカメラ仲間と2人で訪れ、「毎年きれいな寒桜を撮影に来ている。いい写真をインスタグラムにアップしたい」と話していた。

 讃岐寒桜は2月初めまで楽しめる見込み。続いて、濃いピンク色の花をつける椿寒桜が咲く。

(四国新聞・2020/02/01掲載)



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