3月3日の桃の節句に合わせ、菓子製造のルーヴ(高松市)は、1歳児でも食べられるよう材料に配慮したひな祭り向けのロールケーキ「はじめてロール」を販売する。2018年10月に発売した「はじめてケーキ」をアレンジした。


ひな祭りに合わせて販売する「はじめてロール」


 通常のケーキは生クリームや砂糖、バターなどを使っているため乳幼児の未発達の消化器には負担が大きいが、家族そろって味わえるケーキのニーズに応え、幼い子を持つパティシエらが開発したのが「はじめてケーキ」。スポンジ部分に県産米粉やきな粉を使用。砂糖の代わりにてん菜糖を、クリームには豆乳を使っている。これまでに1500台以上を販売、リピーターもいるなど好評という。

 「はじめてケーキ」はホール状だが、今回のアレンジ版ではロール状にした。旬を迎えている県産のイチゴ「女峰」をふんだんに使い、果実をケーキの中や外にあしらうほか、クリームの中にジャムを混ぜた。

 サイズは直径約10センチ、長さ約12センチ。2700円。29日まで予約を受け付け、引き渡しは3月1~3日に行う。予約なしで当日の購入も可能。空港通り店、番町店、丸亀町グリーン店のいずれの店舗でも扱う。

(四国新聞・2020/02/28掲載)


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