高松市香南町の大型児童館「さぬきこどもの国」が4月に開園25周年を迎えるのに合わせ、県が進めていた屋内施設「わくわく児童館」1階のリニューアル工事が完了し、1日から一般公開された。昨年4月に新しくなったスペースシアターと一体感を持たせた宇宙をテーマとした展示コーナーのほか、木材を活用した乳幼児向けの遊び場が新たに誕生し、子どもたちの歓声が響いた。


惑星の運動について学べるコーナーで遊ぶ子ども=高松市香南町、さぬきこどもの国


 わくわく児童館の1階は1月20日から約40日間、リニューアル工事が行われ、子どもたちが新たに楽しめる遊具が仲間入りした。

 宇宙をテーマとした展示コーナーには、子どもが見て、触れて、遊びながら宇宙について学べる遊具がお目見え。ゴールに向けて発射したボールが太陽の周りを回る惑星と同じような動きを見せる遊具「ケプラーの法則」をはじめ、高さ約5・3メートルのロケットや宇宙服の模型が設置された。

 木材を活用した遊び場には、木のおもちゃなどを置いたスペース(約80平方メートル)や県産のヒノキを使用した滑り台を設置。親子で木のぬくもりを味わえる空間となっており、乳児連れの保護者が安心して利用できるように授乳室も備えている。


木を使ったおもちゃで遊べるスペースで、積み木で遊ぶ親子


 一般公開初日となったこの日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため記念式典は中止になったが、多くの家族連れらが訪れ、リニューアルしたエリアを存分に満喫。家族4人で遊びに来たという高松市春日町、原田莉愛ちゃん(5)は「木の滑り台が楽しかった。何回でも滑りたい」と笑顔で話した。

(四国新聞・2020/03/02掲載)

さぬきこどもの国


所在地 香川県高松市香南町由佐3209
営業時間 9:00~17:00(夏休み期間中は9:00~18:00)
休園日 毎週月曜日(その日が祝・休日にあたる場合は翌日)
TEL 087-879-0500


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