野生のニホンザル約500匹を餌付けしている土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」で、今年最初の赤ちゃんザルが生まれた。園にはおなかの大きな雌ザルが数匹おり、間もなくベビーラッシュが訪れそうだ。


母ザルに抱かれてお乳を飲む赤ちゃんザル=土庄町肥土山、お猿の国


 園内のサルは「団十郎」をボスとするA群(約300匹)と、「トラ」が率いるB群(約200匹)の2グループあり、今年第1号の赤ちゃんザルは22日にB群で誕生した。

 赤ちゃんザルは体長約20センチで、母ザルの胸にしがみついてお乳を飲んだり、くりっとした瞳で周囲をうかがったり。愛らしい姿に観光客は「つぶらな瞳がたまらない」「母親に甘える様子がかわいい」などと心を和ませている。

 23日にはA群でも赤ちゃんザルが誕生するなど、園では例年3月下旬から5月にかけて出産シーズンを迎える。飼育員の西尾昭弘さん(64)は「新型コロナの問題はあるが、ここは屋外。かわいい赤ちゃんザルをぜひ見に来て」と話している。

(四国新聞・2020/03/25掲載)

銚子渓自然動物園「お猿の国」


所在地 香川県小豆郡土庄町 肥土山字蛙子3387-10
開園時間 8:20~17:00(最終入園16:30まで)
入園料 大人450円、小人250円
TEL 0879-62-0768


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