日本遺産「石の島」PR 土庄など関係市町 パンフで魅力発信
備讃諸島の石の文化の日本遺産認定を受け、土庄町や小豆島町、丸亀市など関係2市2町でつくる「せとうち備讃諸島日本遺産推進協議会」は、各市町の石にまつわる文化財を紹介するパンフレットやリーフレットなどを作製した。「石の島」の魅力を広く発信し、誘客につなげる。
岡山県笠岡市を含めた2市2町は、昨年5月に「知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」のストーリーで日本遺産認定を受けた。パンフレットなどの作製は、せとうち備讃諸島日本遺産推進協議会の普及啓発事業の一環。
パンフレットはA4判オールカラー20ページで、各市町5千部ずつの計2万部作製。重岩(土庄町)や大坂城石垣石丁場跡(小豆島町)など日本遺産ストーリーの構成文化財全45点を写真付きで紹介しているほか、備讃諸島の石の歴史を年表とともに振り返るページもある。
リーフレットもA4判。パンフレットの記載情報を凝縮した内容となっており、こちらは英語版も用意した。このほかポスターやのぼり、横断幕も作っており、各市町はそれぞれ公共施設などに配布、掲示して「石の島」の普及啓発に努める。
(四国新聞・2020/04/05掲載)