シバザクラ、静かに彩り 25万株庭園鮮やかに 高松の喫茶店で見頃
高松市西植田町の喫茶店の庭園で約25万株のシバザクラが見頃を迎え、ピンク色や白色のかれんな花が辺り一面を鮮やかに彩っている。花を楽しめるのは今月末まで。
シバザクラが植えられているのは「カフェ・ジャルダン」。喫茶店は庭園と近くの遊歩道など計約1・8ヘクタールで栽培しており、20年ほど前から毎年公開している。
毎年デザインを変えているメインの花壇(縦約20メートル、横約15メートル)では、今年開催予定だった東京五輪・パラリンピックにちなんで、五輪をイメージした五つの風船と平和の象徴とされるハトなどを2色のシバザクラを使って表現している。
喫茶店の猪熊笑美子さん(72)は「新型コロナウイルスの感染拡大の影響でなかなか外出できず、気持ちも沈みがち。花のエネルギーをもらい、元気になってくれれば」と話していた。問い合わせは喫茶店、電話087-849-1926。
(四国新聞・2020/04/17掲載)