わらび餅ドリンク話題　善通寺の専門店　とろり食感、やみつきに

　暑さが本格化する中、善通寺市のわらび餅専門店が販売している冷たいわらび餅ドリンクが人気だ。希少な本わらび粉を使っており、太いストローで吸うと、たっぷり入ったわらび餅がとろっと口に滑り込む独特の食感が話題を集め、「タピオカの次はこれ」と会員制交流サイト（SNS）などでも評判を呼んでいる。

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　販売しているのは「八（や）つ刻（どき）　醍醐（だいご）」（善通寺市木徳町）。店主の高島宏至さん（55）＝善通寺市＝が2018年にオープンし、1人で切り盛りしている。

　高島さんは会社員などをしていた13年から4年間、和菓子好きの両親を介護。2人に食で楽しんでもらおうと、わらび餅を作っていた。2人が亡くなった後、「親孝行のために高めた味。最上級のものを求めて、広く提供したい」と開店を決意。材料選びに2年間かけ、とろけるような食感の南九州産の本わらび粉を選び、商品化にこぎつけた。

　約20種類の商品のうち、昨年7月から販売するわらび餅ドリンクはSNSで人気が広がり、土日曜には行列ができるほど話題になっている。テレビ番組の取材も複数あったという。「ミルクティー」（税込み500円）、豆乳とコーヒーの「ソイカフェラテ」（税込み600円）の2種類を取り扱っている。

　高島さんは「今の時期にぴったり。手作りのわらび餅の柔らかさと自然な甘さを楽しんでほしい」としている。営業時間は10:00～16:00で、火～木曜日が休み。

　問い合わせは八つ刻　醍醐、電話090-9452-9872。

（四国新聞・2020/05/27掲載）

八つ刻　醍醐

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