丸亀城天守、2カ月半ぶり再開
新型コロナウイルスの影響で3月18日から休館していた丸亀城天守(香川県丸亀市一番丁)が6月2日、約2カ月半ぶりに開館した。この日の入場者は予想よりも少なく、静かな再開となった。
丸亀城の天守は、全国に現存する木造天守12城の中で最小。昨年1年間は過去最多の約13万人が訪れただけに、丸亀市は再開に当たって、密集や密接を避けるため入場制限を行うほか、手指の消毒、マスクの着用などを求めている。
この日、同様に休館していた城内の石垣復旧PR館や資料館、観光案内所も再開。天守からの眺望を楽しんだ40代の男性は「丸亀城の天守は古いまま残っていて素晴らしい。青空や海がとてもきれいで、風も気持ちいい」と話した。
約2カ月半にわたって休館していたため、天守の入場者数は6年ぶりに10万人に届かない公算が大きくなっている。丸亀市文化財保存活用課は「新型コロナは第2波、第3波が危惧される。今は感染症対策を徹底し、安全にお迎えできるようにしたい」としている。
(四国新聞・2020/06/03掲載)
丸亀城
所在地 | 香川県丸亀市一番丁 |
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観覧時間 | 天守9:00~16:30 |
休城日 | なし |
入城料 | 大人 200円、小・中学生100円 |
TEL | 0877-22-0331(丸亀市観光協会) |