青紫色の花、涼しげ 世界三大花木ジャカランダ 坂出・番の州公園で見頃
花の美しさから世界三大花木の一つとされるジャカランダが坂出市の番の州公園で開花し、鮮やかな青紫色の花が青葉の季節を彩っている。見頃は7月上旬まで。
ジャカランダに詳しい宮崎県日南市の県亜熱帯作物支場によると、ジャカランダは中南米原産で、カエンボク、ホウオウボクと共に世界三大花木。宮崎では5月下旬から6月中旬に見頃を迎え、まとまって一斉に咲き誇るという。
番の州公園では、2014年にNPO法人香川のみどりを育む会のメンバーから高さ1メートルほどの苗木5本の寄贈を受けた。園内の落ち葉や芝生を活用して根元を保護するなど管理方法に改良を重ねたところ、多目的広場北側の1本は現在、高さ約6メートル、幹周り約60センチにまで成長。木全体から見れば一部ではあるものの初めて開花した昨年よりも、今年は多くの花が咲いているという。
友人2人と一緒に番の州公園を訪れた丸亀市綾歌町の田中英子さん(70)は「初めて見た花で、とてもきれい。すがすがしい気持ちになる」と話していた。
(四国新聞・2020/06/18掲載)
番の州公園
所在地 | 香川県坂出市番の州公園5 |
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TEL | 0877-45-6820(坂出緩衝緑地管理事務所) |