ジェイアール四国バス(高松市)は6月21日から、高松や徳島など四国の3市と北陸の福井、金沢、富山3市を結ぶ夜行高速バス路線「北陸ドリーム四国号」の運行を始める。高知駅―富山駅の1日上下1便で、県内は高松中央インターバスターミナル(BT)と高松自動車道上の大内停留所を経由する。同社の夜行バスは東京、名古屋便に次ぐ3路線目で、地方都市との直通便は初めて。

 北陸新幹線の開業以降、北陸が観光スポットとして注目が高まっていることなどを受け、新路線の開設を決めた。西日本ジェイアールバス(大阪市)と共同で運行する。

 運行ダイヤは、上りが午後8時に高知駅を出発し、高松中央インターBT(午後9時50分発)、徳島、福井、金沢の各駅などを経て富山駅に翌午前8時21分に到着。下りは午後8時5分に富山駅を出発して高知駅へ向かい、同BTに翌午前6時34分の到着を予定している。

 料金は、時期や曜日、売れ行きによって変動し、県内から金沢駅間が8千~1万5千円(小学生以下は半額)など。座席数限定で千円割引とする。

 また、9月30日までの間、全区間均一で片道3千円の開業記念キャンペーン席を用意する。同社は「四国と北陸をダイレクトに結び、交流の活性化に貢献したい」としている。

 予約などの問い合わせは予約センター〈087(825)1657〉。

(四国新聞・2019/05/23掲載)


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