JR四国は28日、アンパンマン列車が運行開始から20周年を迎えるのを記念し、観光列車「アンパンマントロッコ」で四国4県を巡る「アンパンマントロッコ四国一周号」の運転を始めた。香川県高松市浜ノ町の高松駅で出発イベントがあり、家族連れや鉄道ファンらが記念撮影などを楽しんだ。


高松駅の駅員らの見送りを受け出発する観光列車「アンパンマントロッコ四国一周号」=高松市浜ノ町、JR高松駅


 アンパンマン列車は2000年10月に、高知-岡山間の特急を皮切りに投入され、現在は6種類計21両が運行している。

 「―四国一周号」は20周年記念事業として、普段は瀬戸大橋を渡る「アンパンマントロッコ」が、10月5日までの延べ6日間で四国を一周。高松を出発し、予讃線、予土線、土讃線、徳島線、高徳線などを経由して高松に戻り、全行程を27区間に分けて運行する。

 高松駅のイベントでは、アンパンマンとばいきんまんが登場。家族連れらは写真を撮るなどして、出発までのひとときを楽しんだ。駅員らは20周年記念の横断幕を掲げて見送り、ほぼ定員いっぱいの約40人を乗せた列車が出発した。

 夫婦で以前にアンパンマントロッコに乗ったことがあるという神奈川県藤沢市の会社員の男性は、「アンパンマンが大好きな2歳の長女と乗ることができてうれしい」と話した。

(四国新聞・2020/09/29掲載)


JR四国「アンパンマン列車」


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