まんまるコキア、真っ赤に染まる　まんのう公園で見頃

　香川県まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、ふわふわとした葉が特徴的なコキアが紅葉し、丘の一帯を赤色に染めている。来園した多くの家族連れらは、写真撮影したり、葉に触れたりして秋の訪れを感じている。20日ごろまで楽しめる。

紅葉して赤く染まったコキア＝まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園

　コキアはヒユ科の一年草で、乾燥させるとほうきの材料になることから、ホウキギやホウキグサとも呼ばれる。国営讃岐まんのう公園では7月に園内北部の「花巡りの丘」に6千本を植え、現在は高さ80センチほどに成長。今月に入って赤く色づき始めた。下旬からは小麦色に変化していくという。

　一面の赤色のコキアと周囲の山々が合わさって絵画のような風景が広がっている。高松市伏石町から母親と訪れた大学4年の松本佳奈さん（22）は「2週間ほど前に来た時はまだ緑が多かったが、すっかり紅葉していてきれい」と話していた。

　国営讃岐まんのう公園によると、園内の「花竜の道」では8品種30万本のコスモスが見頃。18日は秋の都市緑化推進運動の一環で入園無料になる。

国営讃岐まんのう公園