綾川町が改修工事を進めていた道の駅滝宮(香川県綾歌郡綾川町滝宮)にある複合施設「うどん会館」が、13日にリニューアルオープンする。うどん店や土産物ショップ、レストランの3店舗が営業をスタートし、琴電綾川駅やショッピングモールと結ぶ町営の無料シャトルバスも運行を始め、エリア一帯のにぎわいづくりを目指す。農産物の産直市を含めた全施設のグランドオープンは来年3月下旬を予定している。



 うどん会館は、施設の老朽化などに伴って客足が伸び悩んでいたことを受け、昨年9月から休業して町が建物内部の改装と増築を実施。延べ床面積は約630平方メートルから約1840平方メートルに拡大し、これまで77台だった駐車スペースは約150台分を確保した。整備費は約5億6千万円。

 13日に開業するセルフうどん店は民サ麺業(高松市)、土産物ショップは穴吹エンタープライズ(同)、地元食材レストランは「来るまや」(綾川町)がそれぞれ運営、管理する。民間の経営手腕を発揮しやすくすることでサービス面の向上を図る。飲食スペースや多目的トイレ、授乳室も整備した。

 無料シャトルバスは、車と電車の駅を結ぶことから「えきバス」の名称とし、道の駅滝宮と琴電綾川駅、イオンモール綾川の3カ所を巡回。運行は土日祝日で、午前8時から午後5時まで一部の時間帯を除いて15分に1本のペースで走らせる。

 町は「品ぞろえを充実させるなどし、特産品販売と観光情報発信の拠点にしていきたい」としている。

(四国新聞・2020/12/05掲載)


綾川町うどん会館

綾川町うどん会館


所在地 香川県綾歌郡綾川町滝宮1578


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