香川県綾歌郡綾川町滝宮の道の駅滝宮にある複合施設「うどん会館」が13日、リニューアルオープンした。うどん店と土産物ショップ、地元食材レストランが営業を開始。綾川は讃岐うどん発祥の地とされるほか、県内有数のイチゴ産地とあって、豊富な土産うどんやイチゴの菓子などを取り扱っており、初日から大勢の家族連れらでにぎわった。


リニューアルオープン初日から大勢の家族連れらでにぎわった「うどん会館」=綾川町滝宮


 うどん会館は施設の老朽化などを受け、町が昨年9月から休業して改修工事を実施した。延べ床面積は約3倍の約1840平方メートルに拡大し、駐車場は2倍近い約150台分を確保。店舗の運営・管理は、それぞれ民間企業が行う。農産物の産直市を含めた全施設のグランドオープンは来年3月下旬を予定している。

 町は「うどんといちごの郷(さと)」として、うどん会館をPRする。同日から運行を始めた道の駅滝宮、琴電綾川駅、イオンモール綾川間の無料シャトルバス「えきバス」(土日祝日運行)も活用し、エリア一帯のにぎわいづくりを目指す。

 この日はリニューアルオープンの記念式典があり、前田町長は「周辺の施設や観光資源との相乗効果で魅力の向上を図り、より一層の地域活性化につなげる」とあいさつした。

 土産物ショップには、和洋のスイーツから雑貨まで約200アイテムもあるというイチゴの商品が満載。町特産「さぬき姫」を使用したプリンやカステラ、甘酸っぱさと軽い食感がおいしい焼き菓子ダックワーズなどが人気を集めており、限定商品もあって家族連れらが楽しそうに品定めしていた。

(四国新聞・2020/12/15掲載)



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