香川県さぬき市大川町のみろく自然公園で、ロウバイが次々と花を咲かせている。黄色いかれんな花が周囲に甘い香りを漂わせ、花の少ない時季に散策に訪れた人を楽しませている。


黄色い花を咲かせたロウバイ=香川県さぬき市大川町、みろく自然公園

黄色い花を咲かせたロウバイ=香川県さぬき市大川町、みろく自然公園


 ロウバイは中国原産の落葉低木で、ろう細工のような半透明で艶のある黄色い花が特徴。みろく自然公園では、公園中央付近に位置する「ロウバイ園」と「ミズキ園」の計約400平方メートルに150本ほどが植えられている。

 このうち、日当たりの良い場所にあるロウバイが12月初旬から咲き始め、高さ3~4メートルの木々のあちらこちらに直径2、3センチほどのかわいい花が開いている。

 23日に訪れたみろく自然公園近くに住む80代女性は「ロウバイが咲くと『冬が来た』と感じる。落ち着いた色合いで、気持ちが安らぐ」と話していた。

 みろく自然公園管理事務所によると、例年より開花のペースが1週間ほど早く、1月上旬には見頃を迎えるという。

(四国新聞・2020/12/31掲載)

みろく自然公園


所在地 香川県さぬき市大川町富田中3286


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