かがわの食HAPPYプロジェクト実行委と香川県は8日、節分に合わせて販売する恵方巻きの新作を発表した。今年は「郷土の味」をテーマに、オリーブ地鶏やレタス、金時ニンジンなどの県産品をふんだんに使用。同じく県産食材を使ったスイーツ「さぬき恵方ロール」も販売する。8日から量販店や飲食店、菓子店で予約の受け付けを開始した。

 恵方巻きの取り組みは県産食材のPRの一環で、香川県調理師会の協力を得て2013年にスタート。七福神にちなんで七つ以上の県産食材を使っている。恵方ロールは、県洋菓子協会や県菓子工業組合の加盟店が参画し、それぞれオリジナルメニューを考案した


オリーブ地鶏のそぼろが入った厚焼き卵や県産野菜を使った「さぬきまるごと恵方巻『讃岐らしさ』」

オリーブ地鶏のそぼろが入った厚焼き卵や県産野菜を使った「さぬきまるごと恵方巻『讃岐らしさ』」


 新作の恵方巻きは「さぬきまるごと恵方巻『讃岐らしさ』」と命名。香川県内で鳥インフルエンザが相次いで発生する中、養鶏業者を支援しようと、オリーブ地鶏のそぼろ入り厚焼き卵を具材に選んだ。レタスの食感や伊吹島産のイリコを混ぜた白みそがアクセントになっている。価格はロングが800円(税別)、ハーフが450円(税別)。


綾川町産の卵を使った弾力ある生地が特徴の商品(左)と竹炭を餅生地に練り込みノリに見立て、白あんと県産フルーツを包んだ商品(右)

綾川町産の卵を使った弾力ある生地が特徴の商品(左)と竹炭を餅生地に練り込みノリに見立て、白あんと県産フルーツを包んだ商品(右)


 恵方ロールは、綾川町産の鶏卵で弾力ある生地に仕上げた商品や、竹炭を練り込んでノリに見立てた餅生地で白あんと県産フルーツを包んだ和風ロールなどがある。

 恵方巻きは今年の新作を含め全18種類で計4千本、恵方ロールは全15種類で計2千本の販売を目標に掲げている。予約は2月1日までで、引き渡しは1月31日~2月2日。予約は各店舗に直接行い、メニューや価格、問い合わせ先はかがわの食HAPPYプロジェクト実行委のホームページ〈https://www.kensanpin.org/umaimon/〉で確認できる。

(四国新聞・2021/01/09掲載)


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