この冬一番の寒波が到来し、野生のニホンザル約500匹を餌付けしている香川県土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」では、サルたちが体を寄せ合って寒さをしのぐ「サル団子」が日増しに大きくなっている。


体を寄せ合い、寒さをしのぐサルたち=香川県土庄町肥土山、お猿の国

体を寄せ合い、寒さをしのぐサルたち=香川県土庄町肥土山、お猿の国


 サル団子は、多くのサルが団子のように大きい塊になって暖を取る姿から名付けられた小豆島の冬の風物詩。毎冬、日が傾き始める午後3時以降によくつくられる。3月初めごろまで見られ、寒さが厳しくなるにつれて団子に集まるサルの数は増え、多い日には200匹近くになるという。

 同園一帯のサルはA、Bの2群に分かれており、8日夕には園中央の管理事務所近くのA群が100匹ほどのサル団子をつくった。リーダー格のサルは中央に陣取ったほか、母ザルに抱かれて気持ちよさそうに目を閉じている子ザルの姿も見られた。

(四国新聞・2021/01/09掲載)

小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国


所在地 香川県小豆郡土庄町肥土山字蛙子3387-10
開園時間 8:20~17:00(最終入園16:30まで)
入園料 大人450円、小人250円
TEL 0879-62-0768

小豆島銚子渓 自然動物園 お猿の国



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