「善通人」魅力、思い語る PR動画好評受け第2弾 商議所 和菓子屋、呉服店など登場
地元の事業所をPRしようと、善通寺商工会議所（久保智彦会頭）がショートフィルムを制作した。東京の出版社に勤める主人公の女性が、善通寺市内の小売店や飲食店などを巡って店主らと交流する物語で、事業所の魅力がぎゅっと詰まった作品となっている。
善通寺市内の事業所の魅力を発信する作品の一場面
善通寺商工会議所は2019年に第1弾として同様のショートフィルムを制作。2019年12月に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開を始めたところ、再生回数が1万回を超え、市内外から反響があったのを受けて、今回第2弾を作ることにした。
題名は「さとり旅～つながる善通人～」。約17分にまとめられた作品で、前回に引き続き主人公の生方真宵（いきかたまよい）役を岡山県出身のタレント岡崎夢さんが演じ、市内10事業所の店主らが「善通人」として登場し、事業所の魅力や仕事への思いなどを語っている。
ストーリーは、リモートワークやソーシャルディスタンス（社会的距離）など新しい生活様式で人との距離を感じるようになった真宵が、不思議な巻物に導かれて市内の事業所を訪れることで学びを得るという内容。善通寺にちなんだお菓子を販売する老舗和菓子屋や型絵染が体験できる呉服店、鉄道模型のキットが購入できる工房などユニークな事業所を紹介している。
制作には、中小企業庁の20年度伴走型小規模事業者支援推進事業の補助金を活用。同会議所は「小さな市でも面白い事業所がたくさんある。作品をきっかけに善通寺に来てもらうことで、まちの活性化につながれば」としている。
（四国新聞・2021/02/01掲載）