古里の舞台で高らかに 白川(メゾソプラノ)初リサイタル 7日・さぬき
さぬき市志度出身のメゾソプラノ歌手・白川明日歌(23)の初のリサイタルが7日、さぬき市鴨庄の市志度音楽ホールで開かれる。日本、ドイツ、フランスの3カ国の歌曲を取り上げ、幼い頃から慣れ親しんできたホールで成長した姿を古里の人たちに披露する。
白川は高松一高校を経て昨年3月に東京芸大を卒業し、これまでコンサートやオペラに出演してきた。声楽を始めたのは8歳の時、さぬき市志度音楽ホールホール少年少女合唱団へ入団したことがきっかけ。「思い出深いホールで演奏会ができるのは感慨深い」と話す。
プログラムは大学で学んできた楽曲など13曲。ブラームス「子守歌」やサンサーンスの歌劇「サムソンとデリラ」より「あなたの声に心は開く」、中田喜直「さくら横ちょう」といった選曲でメゾソプラノの柔らかい響きを表現する。
コロナ禍で開催が約半年遅れたが、白川は「こういう時だからこそ心に響く歌声で地元の人に感謝を届けたい」と意気込んでいる。
ゲスト出演する大学の同級生の役田綾音(ソプラノ)と二重唱も予定する。ピアノは恩師の図子史子。
さぬき市志度音楽ホールホールの「ニュー・アーティスツ・リサイタル」シリーズ第35弾。14:00開演。入場料は一般1000円ほか。前売り券は完売(当日券は若干数あり)。問い合わせはさぬき市志度音楽ホールホール、電話087-894-1000。
(四国新聞・2021/02/04掲載)
さぬき市志度音楽ホール
所在地 | 香川県さぬき市鴨圧4610-44 |
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開館時間 | 9:00~17:00 |
TEL | 087-894-1000 |