県内の美術作家9人の力作紹介 善通寺でグループ展
全国公募団体「美術文化協会」に所属する県内の作家9人の作品を集めた「第41回香川作家グループ展」が善通寺市文京町の市美術館で始まった。アクリル画や布を使った造形物などの力作が並び、会場を彩っている。7日まで。
美術文化協会は1939年に結成、全国の画家や彫刻家らが所属している。県内作家展は善通寺市文京町の市美術館で毎年開催しており、今回は4月に東京・上野の東京都美術館で開かれる「第80回記念美術文化展」(美術文化協会主催)に出品予定の作品を中心に約50点を紹介している。
縦約1・5メートル、横約1メートルのアクリル画は、ピンクを基調にしており、オレンジや白などさまざまな色を塗り重ねて独特の世界観を生み出している。デニム生地で制作された造形作品は、生地を糸で束ねたものを絡み合わせて、生命が紡がれていく様子を表現している。
美術文化協会グループは「とにかく楽しんでほしい。それぞれの感性で鑑賞して何かを感じてもらえれば」としている。
(四国新聞・2021/02/04掲載)