名建築の情報を発信 旧県立体育館 米保存団体が拠点視察
米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」(WMF、本部ニューヨーク)から2017年に「危機遺産リスト」に登録された旧県立体育館(老朽化のため2014年に閉館)の東隣に、体育館の情報発信拠点となる「船の体育館インフォメーションセンター」が5月18日オープンした。WMFのローナ・グッドマン会長ら関係者約10人がオープンに合わせて来日し、同センターを視察した。
WMFは、歴史的建築物などの保存に取り組む団体で、同センターは同体育館の保存活動を行う市民グループ「船の体育館再生の会」が栄光ビル2階(高松市福岡町)に開設した。体育館の閉館前の様子が分かる写真が飾られているほか、今後の活用方法や海外の再生事例などを紹介するパネルなどを展示している。
グッドマン会長は「体育館は素晴らしい建築物でランドマークにもなる」とした上で、同センターについて「情報発信の方法に工夫がみられ、内容も充実している」と評価した。
センターは11月末まで一般開放する。時間は午前11時から午後5時まで(土、日、祝日のみ)。問い合わせは、同再生の会〈090(4781)7220〉。
(四国新聞・2019/05/19掲載)
船の体育館インフォメーションセンター
所在地 | 香川県高松市福岡町2-18-19(旧県立体育館) |
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営業時間 | 11:00~17:00(11月末日まで一般開放) |
定休日 | 月曜日~金曜日(祝日は開館) |
TEL | 090-4784-7220 |