早咲きの桜として知られる河津桜が、東かがわ市白鳥の湊川沿いで見頃となっている。一帯が鮮やかにピンク色に染まり、訪れた人に春の訪れを告げている。


見頃を迎えて咲き誇る河津桜 東かがわ市白鳥


 花が見られるのは湊川東岸。東かがわライオンズクラブ(LC)が設立40周年記念事業の一環として2003年に植栽し、約300メートルにわたって80本ほどが立ち並んでいる。

 今年は例年より開花スピードが遅かったが、ここ数日で一気に開花。晴天に恵まれた3日も大勢の家族連れらが詰め掛け、写真を撮影するなどしながらゆっくりと花をめでていた。夫婦で訪れた高松市高松町の木村秋義さん(75)は「すごくきれいで、『春の入り口が来た』と感じる。天気も最高」と声を弾ませていた。

 湊川沿いでは7日、地元の白鳥コミュニティ協議会が、コーヒーやお茶の無料接待などを行う「湊川河津桜まつり」(10:00~14:00)を開催する。桜は7日ごろに最盛期を迎える見通し。当日、周辺では9:00から16:00まで車両の通行止めを行い、歩行者天国とする。

(四国新聞・2021/03/04掲載)


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