外国人にも「石の島」PR 土庄など関係市町 パンフなど多言語版追加
日本遺産に認定された備讃諸島の石の文化の発信に取り組む「せとうち備讃諸島日本遺産推進協議会」は、関係市町の石にまつわる文化財を紹介するパンフレット、リーフレットに多言語版を加えた。「石の島」の魅力を外国人観光客にもPRし、誘客につなげる。
せとうち備讃諸島日本遺産推進協議会は香川県小豆郡土庄町、香川県小豆郡小豆島町と香川県丸亀市、岡山県笠岡市で構成。2市2町は、2019年5月に「知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」のストーリーで日本遺産認定を受けた。
せとうち備讃諸島日本遺産推進協議会では昨年4月にパンフレットとリーフレットを作製。リーフレットには英語版もあったが、それ以外は多言語に対応していなかったため、今回新たにパンフレットの英語版を含め、韓国語版、中国語版(繁体字、簡体字)、フランス語版をそろえた。重岩(土庄町)や大坂城石垣石丁場跡(小豆島町)、笠島集落(丸亀市本島)など日本遺産ストーリーの構成文化財全45点を写真付きで紹介している。
また、子ども向けに学習まんが「石の島のひみつ」も作製。日本遺産のストーリーや構成文化財について理解、関心を深めてもらうとともに、郷土愛の醸成につなげる。
パンフレットとリーフレットは各市町の観光施設やイベントなどで配布。学習まんがは各小学校、図書館などに配る予定。
(四国新聞・2021/04/11掲載)