芸術と自然の共存空間 大島よしふみ(高松)彫刻展 塩江美・来月16日まで
香川県高松市の彫刻家・大島よしふみ(66)の個展「Swing!Swing!!大島よしふみ彫刻展」が、香川県高松市塩江町の高松市塩江美術館で開かれている。虫の形をイメージした動く彫刻や、天と地をつなぐように金属のはしごを立てた屋外展示など、芸術と自然が共存する世界観を心ゆくまで堪能できる。5月16日まで。
大島は、香川県高松市男木島のお年寄りが使う乳母車をアートにするプロジェクト「オンバ・ファクトリー」を展開するなど、瀬戸内国際芸術祭の参加作家としても活躍。十数年ぶりの個展となる今回は、高松市塩江美術館の常設作品を含めた15点を紹介している。
「トンボ」などの「動く彫刻シリーズ」は、鑑賞者自身が乗って動かしながら楽しめる作品。今回は新型コロナウイルスの影響のため原則展示のみだが、遊び心あふれる大島の作品の魅力に触れられる空間となっている。このほか、細い棒状のステンレスの先に付いた木の球体が風にゆられ、空へと飛び立っていく様子を表現した新作の「Swing!」なども見どころだ。
大島は「塩江の自然と私の作品で癒やされてもらえたらうれしい」と話している。
観覧料は一般300円ほか。問い合わせは高松市塩江美術館、電話 087-893-1800。
(四国新聞・2021/04/15掲載)
Swing!Swing!!大島よしふみ彫刻展
会期 | 2021/4/6(火曜日)~5/16(日曜日) |
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会場 | 高松市塩江美術館(香川県高松市塩江町安原上602) |
開館時間 | 9:00~17:00 ※入室は、閉館時間の30分前まで |
閲覧料 | 一般300円 |
休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
TEL | 087-893-1800 |