JR四国グループは、駐車場事業などを展開する「タイムズ24」(東京)と連携し、会員同士で車を共同利用する「カーシェアリングサービス」を四国内の駅周辺で始めた。県内では当面、高松、坂出、栗林の3駅の駐車場に車両を配備し、鉄道利用者の2次交通の拡充を図る。


JR四国グループとタイムズ24が始めたカーシェアリングサービスの駐車場=高松市浜ノ町

JR四国グループとタイムズ24が始めたカーシェアリングサービスの駐車場=高松市浜ノ町


 タイムズ24は同サービスを全国約1万2千カ所で提供し、約2万4千台(2月末現在)を運用。会員はウェブサイト上で車を予約でき、会員カードを車にかざすだけでドアロックが解除され、車内に置いてあるキーを使って車を利用することができる。

 JR四国は、観光や出張時に駅から車で移動したいニーズがあると判断し、連携を決めた。これまでグループ会社が高松市内限定でカーシェア事業を行っていたが、今回の連携でエリアを拡大する。

 当面は管内9駅の近くなどに計35台の車両配備を計画しており、まず4月25日から、高松や坂出、徳島、松山など6駅で開始した。栗林駅では今月22日から始める。6月以降、高松駅ではその場で入会登録が可能な無人入会機を設置する。

 利用料金はコンパクトカーが中心の「ベーシック」の場合、15分当たり206円。カード発行料などが別途必要になる。

(四国新聞・2019/05/15掲載)


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