観音寺商店街連合会(竹内勉会長)は、軽トラックに搭載するソロキャンプ用のテントを開発した。気軽に楽しめるアウトドアレジャーとしてソロキャンプの人気が高まっているのに着目し、軽トラックを簡単にキャンピングカーとして使えるよう工夫した。政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」商店街事業で、商品化の第1弾。


観音寺商店街連合会が開発、発売した、軽トラックに搭載するソロキャンプ用のテント


 大西テント商会(香川県観音寺市)を中心に商店街関係者が参画し、試作を重ねて開発。1日から販売を始めた。商品名は「DIY軽トラテントcan―on Gstyle(カンオンジースタイル)」。「このスタイルなら何でもできる」「観音寺発」の二つの意味を込めて名付けた。

 テントは雨風に耐久性のあるポリエステル素材を使用。幅147センチ、奥行き195センチ、高さは120~136センチ。金具は剛性が高く、顧客がDIY用品を使って組み立てられる。ダイハツ工業、スズキの現行車種に対応している。

 価格は22万円(送料別)でネット販売する。観音寺商店街連合会の「Go To 商店街WEB商店街」のホームページから注文を受けて大西テント商会が製造し、3週間~1カ月で納品する。年間100個程度の売り上げを目指す。

 竹内会長は「コロナ禍で商店街に元気がない中、協力して何か売れるものを作りたいと考えた。軽く丈夫に仕上がっており、キャンピングカーに比べ安価に提供できる」とアピール。「引き続き、キャンプに関連したバーベキューセットなどの商品開発もしていきたい」と意欲を見せている。

 観音寺市の「Go To キャンペーン」商店街事業は柳町、観音寺、上市の3商店街振興組合が連名で申請し、昨年10月に採択された。


観音寺Web商店街

(四国新聞・2021/05/10掲載)


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