鮮やかな黄色い大輪がずらり―。香川県高松市香南町の畑でヒマワリが見頃を迎えており、登下校の児童や写真愛好家ら多くの人たちの目を楽しませている。


鮮やかな大輪で辺り一面を黄色く染めるヒマワリ=香川県高松市香南町

鮮やかな大輪で辺り一面を黄色く染めるヒマワリ=香川県高松市香南町


 ヒマワリは、香南町の池内や西庄地区周辺の休耕田を利用し、ブロッコリーなど冬野菜を栽培している和想農園(綾川町、谷和洋園主)が仲間と協力して2019年から堆肥用として育てている。地域のにぎわいづくりにつながるなど周辺住民からも好評で、今年は栽培面積を1ヘクタール増やし、東京ドーム約1個分の計5ヘクタールになったという。

 辺り一面を黄色く染めたヒマワリは高さ約1・5メートルほどに伸び、チョウやミツバチなどの昆虫も飛来するなど、梅雨の晴れ間の畑は夏本番のような雰囲気。背丈以上あるヒマワリを見学していた子どもたちは、ジャンプしながら「今年もきれいな花がいっぱい咲いた。もっともっと大きくなってほしい」と期待していた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で世間は暗い話題が多いだけに、谷さん(42)は「皆さんに喜んでもらいたい。ヒマワリのような笑顔が広がれば」と話している。見頃は今月いっぱいの見通し。

(四国新聞・2021/06/18掲載)


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