三豊市産のオリーブの果実を使ったオリーブオイル製品が国際品評会「OLIVE JAPAN®2021国際オリーブオイルコンテスト」で「日本一」となるベストオリーブオイルベスト日本に輝いた。オリーブの国内最大の産地である小豆島以外で、県内産のオリーブの製品が日本一となる賞を受けるのは珍しいとみられる。


オリーブオイル製品が国際品評会で「日本一」に輝いた三豊オリーブの城中代表取締役(右)と宮武部長=三豊市役所


 受賞したのは、三豊オリーブ(三豊市)の「あかつきミッション」。苦味や辛味にフルーティーさを兼ね備えた味のバランスに加え、後味の良さが高評価を受けた。

 同コンテストは日本オリーブオイルソムリエ協会が主催する国内唯一のオリーブオイルの国際品評会で、5月に開催。本年度は27カ国から811品がエントリーし、オリーブソムリエによる採点が行われた。

 「あかつきミッション」は同時に、811品のうち11位に相当する多田俊哉オリーブオイルソムリエ特別賞を受賞。同社ではほかに、オリーブオイルの主力商品「あかつきルッカ」も一定の品質を満たした製品に贈られる金賞を受けた。

 2日に同社の城中孝夫代表取締役と宮武孝季管理部長が市役所を訪れ、山下市長に受賞を報告。城中代表取締役は「例年よりいいオイルができたので、出品してみたら結果が出て驚いている。評価されたのは励みになる。今後も栽培面積を増やし、PRできる商品を作っていきたい」と喜びを語った。

 市長は「オリーブは市の農業の核になれると思う。小豆島に比べて栽培面積は7分の1だが、県全体でオリーブを売り出せる態勢ができるといい」と話した。

 「あかつきミッション」は30グラム瓶入りが1200円、100グラム瓶入りが2970円。同社ホームページで購入できる。高松市の栗林公園内のかがわ物産館「栗林庵」などでも販売。三豊市のふるさと納税の返礼品にもなっている。

 同社は耕作放棄地を再生させようとオリーブの栽培と製品開発に取り組んでおり、現在の栽培面積は同市の仁尾町、豊中町で計約6ヘクタール。

(四国新聞・2021/07/03掲載)

三豊オリーブ株式会社


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TEL 0875-82-4219 

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