香川県仲多度郡まんのう町のヒマワリ畑が見頃を迎えるのに合わせ、JR四国は10日から、土讃線を走る観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の期間限定イベント「ひまわり紀行」を開催する。約25万本のヒマワリを楽しんでもらおうと畑が隣接する塩入駅(まんのう町帆山)で臨時停車するほか、オリジナルカクテルなどが楽しめる。


「ひまわり紀行」の千年ものがたりに乗車するともらえるポストカード


 千年ものがたりは毎年、ヒマワリの見頃に合わせ、畑の近くを徐行運転しているが、今年は特別なサービスを企画。塩入駅付近での徐行運転に加え、多度津発大歩危行きの下り便では同駅に臨時停車し、ヒマワリ畑を間近で楽しめる。

 オリジナルカクテルは、ヒマワリをテーマにしたノンアルコールで、食事を予約した下り便の乗客を対象に琴平駅で提供。上り便では列車内での料理にヒマワリ型のオリジナルクッキーが付く。特製のポストカードとヒマワリの種のプレゼントもある。

 運転日は10、11、17、18、19日。同社によると、今年はヒマワリが鳥や害虫の被害に遭ったため、見頃は例年より遅れて15日ごろになる見通し。料金は通常の千年ものがたりと同じで、多度津―大歩危間の食事付きが下り便9400円、上り便8900円。問い合わせ、申し込みはJR四国電話案内センター 0570-00-4592。

(四国新聞・2021/07/09掲載)


JR四国「四国まんなか千年ものがたり」



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