香川出身の声楽家でつくる「瀬戸内オペラダージョ」の第3回公演「世界の国からこんにちは~It’s a Small World」が22日、香川県高松市のサンポートホール高松第2小ホールで開かれる。開幕が迫った東京五輪にちなみ、世界各国のオペラの楽曲を特集。管弦楽の演奏をバックに華やかな歌声を響かせ、来場者に“音楽の旅”を楽しんでもらう。


本番を前に全体練習を行うメンバー=高松市内


 瀬戸内―は地元の人にオペラに親しんでもらおうと、声楽家の岸上美保(高松市出身)を中心に2019年に結成。オペラに日本語のせりふを織り交ぜるなど工夫を凝らした舞台が特徴で、主に県内で年1回公演を開いている。今回はメンバー10人全員がステージに立つ。

 プログラムは約20曲。フィギュアスケートの荒川静香が06年のトリノ五輪で演じたイタリアのオペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」のほか、米ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」の日本語版も取り上げる。オーストリアのオペレッタ「こうもり」の「乾杯の歌」では全員合唱を披露する。管弦楽は県内で活動する「オレア」の12人。

 同団は「コロナ禍で海外旅行が難しい中、せめて音楽で旅気分を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

 ソリストは岡清美、山下知里、岸上美保(以上ソプラノ)、村川和美、木村佳子(以上メゾソプラノ)、越智慎悟、高嶋康晴、西谷亮良(以上テノール)、七條功、河口教昌(以上バリトン)。

 15:00開演。入場料は一般2500円ほか。問い合わせは事務局、電話090-5710-2951。

(四国新聞・2021/07/15掲載)

瀬戸内オペラダージョ第3回公演


開催日 2021年7月22日(木・祝)
開催時間 15:00~17:00(開場14:30)
場所 サンポートホール高松第2小ホール
料金 前売・当日とも 2,500円
TEL 090-5710-2951


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