浴衣で城下町楽しんで 丸亀の有志団体7月17日催し 竹灯りで幻想的に 対策講じて「立ち飲み」も
香川県丸亀市中心部で7月17日、浴衣姿で街歩きを満喫してもらうイベント「城下町と竹灯(あか)りを楽しもう」が開かれる。丸亀市大手町の市民交流活動センター「マルタス」前に手作りした竹灯り約200基がお目見えする予定で、主催する有志グループなどが製作に励んでいる。当日は通町商店街で定期的に行われている立ち飲みイベント「通町テラス」も同時開催される。
街歩きイベントは、地域活性化に取り組む女性有志のグループ「WillMs(ウィルミス)丸亀」が初めて開催。新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止に追い込まれる中、感染防止対策を徹底した上で、夏の思い出に残る一日にしてもらおうと企画した。
女性には浴衣姿での来訪を呼び掛けており、通町商店街の交流施設「秋寅(あきとら)の館」でプロのカメラマンが浴衣姿を撮影してくれる。呉服店の「絹工房かねちか」では浴衣の着付けやレンタルができる。同商店街にある地域商社「OIKAZE」の店舗ではマスクの代用としてエチケット対策に使える「お口隠し竹うちわ」作りのワークショップを開催する。
竹灯りは、土器川ロマンの会などの市民団体や企業の協力を得て、高さ約2メートルのものから数十センチのものまでを用意。丸亀城を望むマルタス前に並べ、幻想的な雰囲気を演出する。
通町テラスはコロナの影響で飲食店の売り上げが落ち込む中、新たなスタイルで誘客を図ろうと、国土交通省が路上利用の占用許可基準を緩和した緊急措置を活用し、OIKAZEが昨年7月から開いている。今回で9回目。▽全席パーテーション▽テーブル間の間隔1メートル以上▽参加者氏名・連絡先の記帳―などの対策を講じ、テラスに見立てた商店街のアーケード内で飲食が楽しめる。
時間は街歩きイベントが17日13:00~20:30(竹灯りの点灯は18:00)、通町テラスが15:00~21:00。ウィルミス丸亀の横山純果会長は「コロナ下だからこその分散型イベント。城下町の景観を楽しんでもらえたら」としている。
(四国新聞・2021/07/16掲載)