“参パン”記念、御朱印いかが 雲辺寺山頂カフェ ２０日に閉店 寺など３者共同制作
香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山頂公園に昨年10月から出店していた人気カフェが、20日で営業を終了することになった。雲辺寺山頂で1年間営業した記念として、四国霊場66番札所・雲辺寺（徳島県三好市）、雲辺寺ロープウェイや雲辺寺山頂公園を運営する四国ケーブル（香川県高松市）との3者共同で「コラボ御朱印」を制作し、来店客に「授与」している。
２０日で営業を終了する「カフェルポＵＮＰＥＮＪＩ」が雲辺寺、四国ケーブルと共に制作した「コラボ御朱印」
営業を終了するのは「カフェルポUNPENJI」。2019～20年シーズンを最後に閉鎖した人工スキー場のレストランのスペースを活用し、「天空のチーズケーキ」「天空ソーダ」などのオリジナルメニューが評判を呼んでいる。
コラボ御朱印は、店の看板商品のパンと掛け、「“参パン記念”に」と企画。雲辺寺山と空に浮かぶ雲をあしらったデザインで、雲の一つは茶色いパンの形をしていて遊び心を加えた。
雲辺寺の御朱印を中央に、食パンをイメージした店の金色のロゴマーク、雲の形に「雲辺寺山頂公園」と記した四国ケーブルによる銀色のロゴマークを配している。1枚300円。200枚限定で配布しており、無くなり次第終了する。
「カフェルポUNPENJI」は、雲辺寺山頂のにぎわいづくりを目指す四国ケーブルの依頼に応じて昨年10月15日にオープン。当初は紅葉が見頃となる時季に合わせた期間限定の出店予定だったが、好評を得て引き続き営業していた。今後は昨年9月まで店を構えていた三豊市に戻り、新たな場所で再オープンすることにしている。
四国ケーブルは、退店した後のスペースについて、隣接する「天空のブランコ」「天空のフォトフレーム」を訪れる観光客や雲辺寺参拝者向けに軽食などを提供できる店を誘致する方向で検討している。
（四国新聞・2021/09/15掲載）