JR四国は28日、JR高知駅(高知市)近くに宿泊特化型ホテル「JRクレメントイン高知(仮称)」を建設すると発表した。6月ごろの着工、来秋の開業を予定している。


JR四国が新たに整備する宿泊特化型ホテルの建設予定地=高知市内

JR四国が新たに整備する宿泊特化型ホテルの建設予定地=高知市内


 人口減などで鉄道収入の減少が見込まれる中、鉄道以外の収益基盤の強化を図る取り組みの一環。宿泊特化型ホテルの建設は昨年10月に開業した「JRクレメントイン高松」(高松市浜ノ町)に続いて2軒目。

 建設予定地は、高知駅から徒歩約2分の同社所有地で、敷地面積約2900平方メートル。現在は鉄道利用客らの駐車場として営業しているスペースを活用し、8階建てのホテル棟(シングル、ツイン計約190室)と5階建ての駐車場棟(約150台分)を整備する計画。売り上げ目標は年間4億円程度。

 同社は「メインターゲットはビジネス客だが、高知でのインバウンド(訪日外国人客)の伸びしろも十分あると見込んでいる。旺盛な宿泊需要を取り込みたい」としている。

(四国新聞・2019/03/01掲載)


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