営業507日目、四国水族館 来館100万人突破 節目の家族に記念品
四国水族館(香川県宇多津町浜一番丁)の来館者が18日、100万人を突破した。2020年4月にオープンして以降、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休館を除き営業507日目での大台到達となり、四国水族館は来館者と共に節目を祝った。
100万人目となったのは高松市の会社経営、古井さん(41)の一家。海豚(イルカ)プール近くのデッキでセレモニーがあり、イルカの縫いぐるみと招待券が贈られた。
古井さんは「地元水族館の記念すべき場面に立ち会えてうれしい。四国の海、川の生態系をじっくり見たい」と話し、長男(6)は「イルカショーが楽しみ」と笑顔を浮かべていた。
セレモニーで、松沢慶将館長は「四国の地域経済活性化に向け、交流人口を増やすことが水族館の使命。これを一里塚に、今後も大勢の人に来てもらえるよう水族館の魅力を高めていきたい」と語った。来賓の谷川町長は「新型コロナ下で全国の水族館が悪戦苦闘している中、多くの観光客が来てくれることは町にとっても大変ありがたい」と述べた。
四国水族館は2020年4月1日にオープンしたが直後に新型コロナの影響で2カ月間ほど臨時休館。2020年6月1日から営業を再開し、2020年9月18日に来館者数30万人を記録した。
(四国新聞・2021/10/19掲載)