素朴で純粋な心を表現した絵画に親しむ「現代童画の世界展2021」が、香川県坂出市寿町の坂出市民美術館で開かれている。油彩画を中心にプロの作品60点を展示しており、来館者はメルヘンチックな世界観を堪能している。31日まで。

 市民美術館が開館翌年から続けている秋恒例の企画展で、今年で36回目。2016年からは素朴さや独創性を特徴とする「ナイーブアート」の発展を目指す全国的な選抜展として開催している。

 会場には全国の作家が手掛けた油彩画のほか、日本画や版画などがずらり。夜空に浮かんでいる家や未来的な都市の光景を描いた作品をはじめ、愛らしい少女の人形、ネコやクジラといった動物をモチーフにしたものなど、力作の数々が幅広い世代を楽しませている。

 現代童画ジュニア展も併催し、市内の児童・園児が描いた約200点を展示している。

(四国新聞・2021/10/28掲載)


メルヘンチックな作品が並ぶ現代童画の世界展=香川県坂出市寿町、坂出市民美術館


第36回現代童画の世界展


期間 2021年10月9日(土曜日) ~ 10月31日(日曜日)
開催場所(坂出市民美術館) 香川県坂出市寿町1丁目3−35


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