JR四国は27日、土讃線の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」で、特製スイーツが味わえるツアーの申し込み受け付けを始めた。来年2月に行う予定で、「四国のいちご」をテーマに、4県のイチゴを使ったスイーツを用意した。


来年2月に行うツアーで提供予定の特製スイーツ


 乗車率が低下する冬場の集客策として専属アテンダントが企画し、2019年から実施。今回は2月11~28日の木~月曜と祝日の計15日間運行する。

 スイーツは、料理を提供している「資生堂パーラー神椿」(香川県仲多度郡琴平町)が担当。香川のオリジナル品種「さぬきひめ」や愛媛の「赤い雫」など四国4県で生産されたイチゴを使ったタルト、ケーキ、マカロン、パフェなど全8種類のスイーツと、4県のイチゴを用意する。展示用に並べられたスイーツを乗客が記念撮影できる時間も設ける。

 新型コロナウイルスの感染防止対策として、重箱に入れて一度に配膳。鳴門金時のスイートポテトなどが付き、料理を提供する日本料理「味匠藤本」(徳島県)の和軽食も味わえる。

 多度津―大歩危駅間を1日2便運行し、定員は各便46人。料金は1万7千円。問い合わせ、申し込みは旅の予約センター087-825-1662。


(四国新聞・2021/10/28掲載)


四国まんなか千年ものがたり


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