香川県高松市出身のピアニストで東京芸術大准教授の上原彩子(41)のリサイタルが14日、高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。生まれ故郷で7年ぶりとなるソロ公演。ショパンやリストといった選曲で、磨き抜かれた情感あふれる音色を響かせる。


上原彩子 (C)Akira Muto


 上原は2002年に若手音楽家の登竜門・チャイコフスキー国際コンクールで女性として初めて優勝。国内外の著名オーケストラと共演を重ねて高い評価を受けているほか、多数のCDをリリースしている。県内でも公演や後進の指導を行っており、20年度の県文化芸術選奨に選ばれた。

 リサイタルのプログラムは4曲。ショパン「小犬のワルツ」、リスト「愛の夢」などロマン派の曲を中心に披露する。上原は「さまざまな人間の内面の感情を感じ取ってもらえる選曲。故郷の方々と音楽を通して時間を共有できることを楽しみにしています」と話している。

 かがわ文化芸術祭2021の特別共催事業として開催。14:00開演。入場料は一般2500円ほか。問い合わせは県民ホールサービスセンター、電話087-823-5023。

(四国新聞・2021/11/08掲載)

上原彩子 ピアノリサイタル


開催日 2021年11月14日(日) 14:00開演(13:00開場)
会場 レクザムホール大ホール
チケット料金 全席指定  一般 2,500円 / 高校生以下 1,000円
※未就学児のご入場はご遠慮ください
お問い合わせ 県民ホールサービスセンター 087-823-5023


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