香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)に、さまざまな願い事を託すことができるモミジ形の短冊が130個以上飾られ、風に揺れる様子が晩秋へと移ろう季節を感じさせている。設置は今月末まで。


秋風を受けて揺れるモミジ形の短冊=東かがわ市松原、白鳥神社


 白鳥神社は今夏、願い事を書ける短冊付きの風鈴を神社表参道に100個以上飾り付け、参拝者らに涼を届ける試みを行った。好評だったことから、今回は秋らしい紅葉をイメージした短冊を用意した。

 飾られているのは、神社東門前。高さ約2・4メートル、幅約4メートル、奥行き約7・5メートルの木製の特設棚を設置し、短冊を前後左右40センチ間隔で136個取り付けた。

 短冊は、モミジ形に加工した飾りの板と、願い事を書くことができる板(縦18センチ、横4センチ)をひもでつないでいる。モミジ形の板の表面には赤、黄緑、オレンジ、金の4色のモミジが描かれている。

 奉納は白鳥神社の社務所で先着順で受け付け、初穂料は1個300円。取り付け作業はおはらいをした上で神社側が行う。13日時点では約3分の1の短冊に願い事が記され、内容は家内安全、受験の合格、健康や安産、良縁の祈願など。

 白鳥神社は「深まる秋を感じながら、短冊にお願い事を託してもらえれば」としている。受付時間は8:30~17:00。問い合わせは白鳥神社、電話0879-25-3922。

(四国新聞・2021/11/13掲載)



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