三豊市は、電源設備を備えた車中泊専用の有料宿泊エリア「RVパーク」を香川県三豊市内の道の駅など3カ所に開設した。キャンピングカーの人気の高まりに対応して、快適に安心して車中泊が楽しめる場所を提供するとともに、災害時の有効利用も視野に入れる。自治体によるRVパークの整備は県内で初めてとしている。


三豊市が開設した車中泊専用の有料宿泊エリア「RVパーク」=香川県三豊市三野町、道の駅ふれあいパークみの


 RVパークを設けたのは、道の駅たからだの里さいた(三豊市財田町、5台分)、道の駅ふれあいパークみの(三豊市三野町、4台分)、父母ケ浜(三豊市仁尾町、5台分)で、それぞれ駐車場の一角にゆったりとしたスペースを確保した。目印に「RV PARK」と書かれた看板を掲示している。

 電源設備や24時間使えるトイレがあり、近隣に入浴施設があるなどの日本RV協会(横浜市)の基準を満たし、日本RV協会から認定を受けた。事業費は約130万円。

 利用料金は、道の駅2カ所が1区画1泊当たり2500円、父母ケ浜が同3千円。予約や問い合わせは各施設などの指定管理者で受け付ける。詳細は日本RV協会のホームページに掲載している。

 10月23、24両日には道の駅ふれあいパークみので、開設イベントとしてキャンピングカーの展示があり、販売会社がワゴン車や軽自動車を用途に合わせて改装した車両4台を並べた。

 幼児2人を連れて立ち寄った丸亀市新田町の堀川幸浩さん(34)は「子どもがもう少し大きくなったら、こんな車が1台あると楽しいだろうなと思う」と興味を持った様子だった。

(四国新聞・2021/11/13掲載)


日本RV協会 ホームページ


関連情報