香川県三豊市仁尾町の住民団体「まちづくり推進隊仁尾」(河津成雄理事長)は、町内の観光名所や伝統行事を紹介する観光看板をリニューアルした。デザインは、3年前に同推進隊での職場体験に参加した地元の高校生3人が担当。特産品のミカンをモデルにしたオリジナルキャラクターをあしらうなど、ポップな看板に仕上がっている。


職場体験で看板をデザインした(右から)植岡さん、真鍋さん、林さん=三豊市仁尾町

職場体験で看板をデザインした(右から)植岡さん、真鍋さん、林さん=三豊市仁尾町


 看板は仁尾町文化会館前に設置し、大きさは縦1・8メートル、横2・7メートル。観音寺総合高2年の植岡紀乃花さん(16)、観音寺一高2年の真鍋百加さん(16)、同2年の林美鈴さん(16)がデザインを考案した。3人で観光客に注目してほしいスポットや町内の魅力について話し合い、夕景が人気の「父母ケ浜」や稲わらで作った雨乞い竜に水を浴びせる「竜まつり」など6項目を紹介している。

 3月31日に除幕式があり、関係者ら9人が出席。河津理事長が「看板のリニューアルを機に、仁尾の良さをあらためて観光客に伝えていきたい」とあいさつし、出席者全員で幕を引くと、鮮やかな写真を取り入れた看板が登場した。

 真鍋さんは「自分のアイデアが採用されてうれしい」、林さんは「看板はイメージしていた通りの良い出来栄え」、植岡さんは「看板をきっかけに、もっと多くの人に仁尾に来てもらいたい」と話していた。

(四国新聞・2019/04/07掲載)


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