香川県善通寺市は、市内の古墳を巡るスタンプラリー「善通寺作戦」を開催している。市内7カ所のスポットでスタンプを集めると、皿などのオリジナルグッズがもらえるほか、各スポットではスマートフォンなどを通して拡張現実(AR)技術を用いた映像を見ることもできる。2月28日まで。


スタンプラリー「善通寺作戦」のポスター


 スタンプラリーは、国史跡の有岡古墳群(善通寺市善通寺町・生野町)など市内に多くの古墳があることを知ってもらおうと、共に市地域おこし協力隊員の臼井俊行さん(45)と中川裕太さん(36)が企画。有岡古墳群の王墓山古墳(善通寺市善通寺町)や、菊塚古墳(同)などをスポットに設定した。

 参加者は、スマホなどに専用のアプリをダウンロードし、おしゃべり広場(善通寺市上吉田町)でスタンプ帳と地図をもらう。アプリは衛星利用測位システム(GPS)と連動しており、各スポットでスタンプ帳に記載された「マーカーポイント」をアプリで読み込むと、画面にAR映像が流れる。

 AR映像はストーリー性を持たせており、「善通寺警察署」で勤務する主人公が事件捜査のため市内を調査するという内容になっている。

 7カ所のほか、シークレットスポットを2カ所用意。市内に設置してあるスタンプラリーののぼりに印刷されたマークを読み込み、得られるヒントを手掛かりにシークレットスポットを探す。シークレットスポットでもスタンプを集めるとグッズがもらえる。

 臼井さんと中川さんは「街を巡って善通寺の魅力を知ってほしい。歴史を身近に感じ、楽しんでもらえれば」と話している。

(四国新聞・2022/01/30掲載)


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