バレンタインデーに小豆島を訪れた観光客らに地元特産のオリーブで作ったリースをプレゼントしようと、島内の観光関係者らが10日、オリーブの枝を丁寧に丸めながら、幸せや平穏を招くとされるリース作りに取り組んだ。


オリーブの枝を丸めてリースを作る従業員

オリーブの枝を丸めてリースを作る従業員=香川県小豆郡小豆島町池田、東洋オリーブ


 オリーブリースを玄関に飾ると、その家に幸せが訪れるとされていることから、小豆島観光協会が毎年実施。本年度は新型コロナウイルスの感染予防のため、協会に加盟する事業所ごとに従業員が作製作業に当たった。

 このうち、東洋オリーブ(香川県小豆郡小豆島町池田)では従業員5人が参加。小豆島オリーブ公園(同町西村)から届けられた長さ40センチ程度の枝を、直径10センチほどの円形になるよう丸め、カラフルなリボンで留めて仕上げた。チョコレートやリースのいわれなどを紹介したしおりとセットにした約200個を、土産物コーナーを訪れた人や通販利用者らに配布する予定。

 参加した40代の女性従業員は「新型コロナの収束と島が元気になることを願いながらリース作りに取り組んだ。色合いもきれいなのでぜひ飾ってもらいたい」と笑顔で話していた。

(四国新聞・2022/02/11掲載)


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