ひな飾り華やか 東かがわ 江戸から昭和まで20点
江戸期から昭和期までのひな飾りを集めた企画展が、香川県東かがわ市引田の讃州井筒屋敷で開かれている。引田地区に伝わる豪華な引田飾りなど約20点が並んでおり、華やかな展示が近づく桃の節句を感じさせている。3月13日まで。
企画展は、同屋敷の指定管理者「井筒屋敷佐野家保存会」が毎年実施。例年、引田地区の古いまち並み一帯で2月下旬から3月上旬にかけて行われる「引田ひなまつり」(新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止)の先行行事として、同屋敷母屋で開いている。
引田飾りは7段の豪華な飾りと共に、両サイドに子どもが病気にならず、早く美しく育つようにと市松人形が設置されるのが特徴。お供えとして子宝に恵まれることや家族の成長を願い、縁起物のワケギやハマグリなども飾られている。
このほか、江戸後期に作られた古今雛(びな)、同屋敷ゆかりの佐野家(井筒屋)所蔵の御殿に人形が入った明治期の飾り、米寿祝いの大正期の飾りなどを展示。同保存会の大字正数副会長は「昔ながらのさまざまなひな飾りが一度に見られる機会。ぜひ楽しんでもらえたら」と話している。
開館時間は10:00~16:00。水曜定休(3月2日は営業)。入館料300円(中学生以下無料)。問い合わせは同屋敷0879-23-8550。
(四国新聞・2022/02/12掲載)
讃州井筒屋敷母屋先行展示 雛人形展
会場 | 讃州井筒屋敷 母屋(香川県東かがわ市引田2163) |
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開催日時 | 2022/2/5(土)~3/13(日) 10:00~16:00 |
定休日 | 水曜日 ※3/2(水)は営業 |
入館料 | 300円(中学生以下無料) |
TEL | 0879-23-8550 |