集大成の熱演披露へ　四国学院大演劇コース　２３日から卒業公演

　四国学院大学の「身体表現と舞台芸術メジャー」（演劇コース）の学生による卒業公演が23日から5日間、香川県善通寺市文京町の同大ノトススタジオで行われる。4年間の集大成に向け連日、朝から深夜まで稽古に励んでいる。

卒業公演に向けて連日の稽古に励む学生たち＝香川県善通寺市文京町、四国学院大

　同コースは、中四国初の本格派演劇コースとして、2011年度に創設。作家・演出家の鴻上尚史さんら、第一線で活躍するプロが客員教授を務めている。

　今回上演するのは、太宰治の「女生徒」を原案にしたつくにうららさんの作品「隣の芝生の気も知らないで」。思春期真っただ中の女子中学生たちが主人公で、繊細で不器用な日常をダンスを交えて描く。

　出演6人は全員4年生だが、裏方には下級生も参加して支える。出演と演出を兼ねる田中まみさんは「一人語りのシーンが多く、見せ方が難しい」としながら、熱の入った稽古を行っていた。

　開演は23～25日が19：00、26、27日が14：00。料金一般1,000円、大学生以下500円（予約販売のみ）。問い合わせ、予約は同大パフォーミング・アーツ研究所　0877-62-2324 またはメール〈sipa@sg-u.ac.jp〉。

（四国新聞・2022/02/21掲載）

四国学院大学　卒業公演『隣の芝生の気も知らないで』

『隣の芝生の気も知らないで』