焼酎「空海」今年も販売 善通寺ＰＲ、３０００本限定 特産ダイシモチ麦１００％使用
今年も本格麦焼酎いかが―。善通寺市などが出資するまちづくり会社「まんでがん」は、市特産のダイシモチ麦を100％使用した焼酎「空海」の販売を始めた。ダイシモチ麦の消費拡大や市のPR策の一環として毎年手掛けており、3年目。市内を中心に3千本限定で取り扱う。
善通寺市特産のダイシモチ麦で作った焼酎「空海」
ダイシモチ麦は、1997年に市内の研究機関が開発。市特産品として、洋菓子やパン、うどんなどに加工されている。
空海は、宮崎県の老舗メーカー「京屋酒造」に委託し、雑味が少なくなる低温蒸留と、風味豊かになる大がめ仕込みで製造。飲みやすいだけでなく、まろやかさや甘みも感じられる深い味わいが特徴という。同社は空海の芳醇（ほうじゅん）さが気に入り、昨年からは同市のダイシモチ麦を使った自社製品も販売するようになった。
空海は4種類あり、今回は720ミリリットル入り1540円と、アルコール度数44度の原酒720ミリリットル入り3190円を増産した。いずれも空と海をイメージした青い瓶に、総本山善通寺の菅智潤法主直筆の文字をデザインしている。
香川県善通寺市上吉田町のおしゃべり広場や市内の酒店などで販売。問い合わせは、まんでがん0877-64-0012。
（四国新聞・2022/03/29掲載）